医療ソーシャルワーカー
スタッフインタビュー
医療ソーシャルワーカー R.Aさん

入職のきっかけ
以前は療養病棟で医療ソーシャルワーカーとして、退院支援を中心に10年以上勤めていました。退院後、患者さんがどのような生活を送られているのか、また地域でどのような支援ができるのかという点に興味を持ち、もっと生活の場に近いところで患者さんをサポートしたいと思ったのが平和会クリニックに入職したきっかけです。
仕事内容
訪問診療の最初の窓口として、新規の患者さんの受付や、費用の説明、生活状況の把握、診療への立ち会いなど、患者さんが安心して在宅医療を受けられるように支援しています。障害福祉や社会制度の面から、患者さんやご家族の生活課題を見極め、ケアマネジャーや看護師と連携しながら、さまざまな相談に対応しています。また、医療ソーシャルワーカーがいることで、医師には直接聞きづらいことを私たちが一旦お預かりし、医師と連携をとる“橋渡し”のような役割も担っています。
仕事のやりがい

病院では、どうしても入院期限などの制約がありますが、在宅医療では患者さんの生活リズムやペースに寄り添いながら支援できるところが大きな魅力です。患者さん一人ひとりにとっての「その人らしい生活」を大切にして、生活の場で支援できることにやりがいを感じています。
1日のスケジュール
8時頃に出勤し、8時30分から全体朝礼、チーム朝礼に参加。毎朝、新規の患者さんや、退院された患者さんの情報を共有しています。朝礼後、週3回カンファレンスがあり、医師ごとに進捗確認をしています。日中は、事前面談で患者さんのご自宅を訪問したり、初診に立ち会ったりしています。記録作成や、次の訪問先の患者さんへの連絡もおこなっています。17時25分から終礼に参加し、17時30分が定時です。
大変だなと思うこと
療養病棟で勤務していたときは比較的、新規の患者さんより入院期間が長い患者さんのほうが多かったのですが、平和会クリニックでは新規の患者さんの数が多いと感じます。最初の窓口対応から訪問診療を開始するまでの必要な準備を、迅速かつ丁寧におこなわなければならず、そこには大変さを感じています。その分、多くの患者さんや関連する方々とお話できるのが楽しくもあります。チームで協力することで、日々充実感を持って取り組めています。
入職前後にギャップを感じたことは?
想像していた通り、生活の一部となって長期的に関わっていける方も多いのですが、患者さんによっては短く深くといった支援になる場合もあります。そこはギャップでした。患者さん一人ひとりに合わせて、柔軟に対応していく力が求められるのを感じています。
職場の雰囲気
同じフロアで多職種の職員が働いているので、職種間の壁を感じることがなく、わからないこともすぐ質問できる雰囲気です。休憩室も一緒なので、休憩時間もいろいろな話をしています。教育体制も整っていて、入職後には平和会の各事業所を見学する研修もありました。最初に他の事業所で働く職員のことや業務内容を知ることができたので、今とても役立っています。医療ソーシャルワーカーの先輩も親切丁寧に教えてくれる方ばかりです。
入職を検討されているみなさんへ

在宅医療に携わる医療ソーシャルワーカーの仕事は、病院勤務と大きく変わりませんが、患者さん一人ひとりの生活により近づき、枠にとらわれない柔軟なサポートができるのが一番楽しいところです。患者さんやご家族の日々の暮らしを支えることで、毎日新しい学びとやりがいを感じています。少しでも興味のある方、ぜひ一緒に働きましょう。