スタッフインタビュー

看護師 Y.Nさん

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入職のきっかけ

私の地元である種子島は、田舎ということもあり、住み慣れた場所で安心して暮らしたい、たとえ病気になっても地元で生活したいと願う方が多く、その思いに私も共感してきました。そんな方々の力になれる看護師になりたいと考え、学生時代から訪問看護に興味を持っていました。前職では5年ほど病院で勤務していましたが、やっぱり訪問看護がやりたいという思いが強まり、転職活動を始めたときに、転職サイトを通じて平和会と出会いました。

仕事内容

難病やがんを患っている方、人工呼吸器管理が必要な方など、医療依存度が高い方を含めた患者さんの訪問看護を担当しています。スケジュールに沿ってご自宅を訪問し、主治医の指示に基づく点滴など、必要な医療処置のほか、日々の体調確認や身体の清拭、お風呂の介助など、必要なケアをおこなっています。


仕事のやりがい

住み慣れた家や地域で過ごしたい、そう願う患者さんとそのご家族を支援することが、私の夢だったので、訪問看護の仕事をしている今、すごく充実しています。ご家族から「家で一緒に過ごせて、本当に良かった」「いい時間を過ごせた」というお言葉をいただいたとき、自分の仕事が役に立っていることを実感し、大きな励みになりました。ご家族と顔を合わせる機会も多いため、感謝の気持ちがダイレクトに伝わり、その温かい言葉が私の支えになっています。

1日のスケジュール

8時過ぎに出勤し、復習や準備を整えて8時30分からの朝礼に参加します。その後、物品の準備、医師への確認事項、前日の患者さんの様子などを確認し、社用車で訪問に出発します。午前中は9時30分から2〜3件の訪問をおこない、12時30分頃に事務所へ戻って昼休みをとります。午後は14時からの訪問に出発し、2〜3件訪問した後、17時30分の終業時間までに戻ります。訪問の合間には、カルテに患者さんの情報を記録したり、他部署やケアマネジャーと連携をとったりしています。夜間は交代制で業務用携帯を持参して帰宅し、何かあればいつでも対応できるよう備えています。

大変だなと思うこと

在宅医療は、病院とは違って1人で訪問し、その場で状況判断をする必要があるため、責任の重さを感じることがあります。少しでも迷ったときは、先輩たちが親身になって相談に乗ってくれるので、すぐに事務所へ電話をしてアドバイスをもらうようにしています。また、主治医が同じ法人内にいてくれるので、医師とも密に連携できる環境があり、安心して対応できるのが心強いです。

入職前後にギャップを感じたことは?

在宅医療では、患者さんのお家に合わせて工夫する場面が多く、その柔軟性に驚きました。例えば、点滴スタンドがなければハンガーをカーテンレールや鴨居にかけて代用したり、お家の環境を生かして対応する楽しさがあります。病院では、決められたルールに従って患者さんに合わせてもらうことが一般的ですが、在宅医療では、私たちが患者さんの生活環境に合わせていきます。そこに楽しさを感じ、とてもやりがいを感じています。

職場の雰囲気

とても温かい雰囲気で、職員全員が「患者さんのために」という、患者さんへの愛情を持っているのが伝わってきます。無理をせず、自分らしい看護ができる職場で、自分を作らずに自然体で働けるところが魅力です。温かく見守ってくれる先輩方がいるので、困ったときもすぐに相談できる安心感があります。

入職を検討されているみなさんへ

「患者さんのために」一緒に悩み、考えることができる温かい職場です。病院勤務の経験しかない方にとっては、在宅医療への転職は勇気がいるかもしれませんが、新しい分野に挑戦してみたい方にはぜひおすすめしたい環境です。訪問看護の経験がなくても、初めのうちは先輩が同行して丁寧に教えてくれるので、安心してスタートできます。ぜひ、一緒に働きましょう。